小説「イノコ」を最後までお読みくださってありがとうございました。イノコは、大学時代のサイクリング部の面白さを誰かに伝えたくて、そしてこんな世界が存在したんだという事実をきちっと残しておきたくて書きました。文芸賞に応募しましたがもちろんこの程度の作品が入選することもありませんでした。このまま埋もれてしまうのも惜しいのでＨＰに全文を掲載することにしました。

　せっかく書いたこの作品を、自費出版という方法もないではありません。しかし、私はいつかこの作品が多くの人に読まれて、映画化され自分の好きな女優がヒロインを演じるということを夢想するのです。笑ってやってください。今は岡田先輩を竹中直人、主人公を妻夫木聡、ヒロインを宮崎あおいが演じてくれればイメージに合うのにと勝手に思っています。

　もしもこのページをお読みになった方で、お友達に映画やテレビの関係者がいらっしゃるのなら、ぜひこのストーリーを売り込んでくださるようお願いします。場面の一つ一つは映画のワンシーンを意識して書きました。

　

　そして、もう２０年近く前になるラリーの時に、私と一緒に走って、一緒に飯ごうのメシを喰い、一緒に一気のみをしたあの仲間達ともう一度一緒に走りたいです。その夢は、この作品が映画化されるということになればきっと叶うと思います。